「FFO」「一口当たりFFO」「FFO倍率」とは?読み方・意味の違い
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FFOの読み方
「えふえふおー」と読みます。
ちなみにFFOとは、Funds From Operationsの頭文字をとった略称。
「FFO」「一口当たりFFO」「FFO倍率」の意味
FFO
FFOとは、REITの収益力を示す指標で、賃料収入からどれだけの利益を得たのかを表します。
REITの本業は不動産を貸して賃料収入を得ること。FFOは、その本業からの利益だけを表す指標なので、不動産の売買といった本業以外で発生した損益は含めません。
また、実際の現金支出を伴わない減価償却費は差し引かずに(足して)計算します。
当期純利益 - 不動産売却損益 + 減価償却費 = FFO
一口当たりFFO
FFOをREITの発行投資口数で割ったものを「一口当たりFFO」と呼びます。REIT一口分にどれだけの収益力があるのかが「一口当たりFFO」でわかるというわけです。
FFO ÷ 発行投資口数 = 一口当たりFFO
FFO倍率
そして、「REITの投資口価格(株価)」を「一口当たりFFO」で割ったものが「FFO倍率」です。
投資口価格 ÷ 一口当たりFFO = FFO倍率
このFFO倍率が低いほど割安ということになります。要するに、収益性の高さの割に市場で評価されていない(投資口価格が安い)ということ。
株式でいうところのPERとほぼ同じ指標ですね。
そして、REITの割安度が判断できるもう一つの指標がNAV倍率です。